君と素敵な日々を描く。
自己紹介のプリント
「おはようございます。」
と私たちが挨拶をすると、
鈴木は、黒板に何かを書き出した。
カッカッカッ…
チョークが黒板を走る音が響く。
そこには
"自己紹介について"
と書かれていた。
それを見て、私は鞄の中をゴソゴソとあさった。
カサリ、と音を立てたのは
この間渡されていたプリントだ。
私はそれを机の上に出すと、
クラスメイトたちも、カサカサと
プリントを机の上に出していた。