君と素敵な日々を描く。
教室へ
ご飯を終え、私たちは教室へ向かっていた。
「あ、3年生だ。」
誰かの声で、中庭を振り向く。
そこには、この中学の3年生がいた。
「ねぇねぇ、森田先輩だよー!」
きゃっきゃとそんな女の子たちの声。
目線の先には、森田先輩?っていう人。
先輩たちはこちらに向かって歩いてくる。
私たちはそっと距離をとって歩く。
「森田せんぱーい!」
「こっちみてー!」
…なるほど、
この人はこの学校のアイドル的存在なのか。
まぁ、確かにイケメンだけど。
なんか、気取ってそう。