君と素敵な日々を描く。

「てかさ、とりあえずここから離れない?」

と紗絵が言った。

なんで?

なんて思っていると、

周りの目線に気づいた。

チラチラと私たちを見ている。

そこでハッと気づく。

目線は、ゆうと紗絵にむいている。

何故か私には悲しみの目線がくる。

やめて、空しくなるから。

思わず二人の手を取り、

「行こう!」

と駆け出した。

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