蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集
「『綺月君に嫌われたけど、
勝手に好きでいるだけなら
迷惑になりませんか?』だって。
可愛すぎ!って、私ね、
思わず心美ちゃんを抱きしめちゃったし」
それって……
心美はまだ俺のことを
好きでいてくれてるってこと?
マネージャーは
いきなりお姉さん顔になって。
優しく目じりを下げた。
「綺月以上に
心美ちゃんを幸せにできる人が、
この世にいるとは思えないんだけどな」
それ、鬼マネージャーの本心?
「綺月を輝かせられるのも、
心美ちゃんしかいないと思うよ」
「でも、俺。
心美にすっげー酷いことを言っちゃったし」
「心美ちゃんを傷つけた時の対処法は、
もう勉強済みでしょ?」
「部屋の鍵、天音に渡した方が良い?」と、
俺の顔の前で、鍵を揺らしたマネージャー。
「俺に行かせてください」
深く頭を下げ、俺は鍵を受け取った。