恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
賢心の優しいお仕置きのお陰?で、順調に回復していった私は、過保護の主治医からようやく退院の許可がおりた。

そして、喜ぶ私にはもう1つ嬉しい事が。

退院前日、病室で涼くんが緊張しながら婚姻届に
ペンを走らせている。

「まさか俺が証人になるとは…」

「私達の事よ~く知ってる友人だからね」

「涼、字間違えるなよー」

「焦らすなって!初めて書くんだから………
よし!出来た!!2人とも、結婚おめでとう!」

「ありがとう♪」「ありがとう!」

「畑中、これからも無理はするなよ。
そばにうるさい主治医がいるから大丈夫だとは
思うけど、お前達は昔から素直じゃないし
頑固だし強がりだし、」

「おいおい!待て待て!言いたい放題だな!」

「まぁ全部言えばキリがないけど……
証人からの願いは1つ。もう、離れるなよ!」


涼くんの言葉に私と賢心は目を合わせ
笑顔で約束した。

「はい。離れないって、誓います!」
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