色のない世界に恋のうたを

倦怠期がどうとか、くだらないことで悩んでいる自分がバカバカしくなった。
これからは少し、彼に甘えてみたりしようかななんて考える。
冷めたコーヒーの入った色違いのマグカップたちだけが、抱き合う2人の様子を眺めていた。

『来世でも、一緒にいよな』
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