本能で恋をする
ひとつになる
それから2年経った。
順調に、穏やかに時が過ぎてく――――

些細な喧嘩はあるが、結局最終的に俺が謝り、キスをして仲直りする。
言っておくが、凛音が頑固なんじゃない。俺が嫌われるのが怖くて、ついすぐ謝ってしまうのだ。

凛音はこの2年で、カフェの店長になった。
俺は明日、20歳の誕生日を迎える。



俺は凛音にプロポーズしようと思っている。
もちろん実際に結婚するのは、俺が大学卒業してからだが………
そして婚約できたら、ちゃんと部屋を借りて二人で生活したいと思っている。



その為に2年間で、卒業に必要な単位を殆ど取った!
後の2年は親父の会社で、バイトとゆう形で働き、卒業後親父の会社で働く。
本当は親父の会社ではなく、自分で就職活動する予定だったが、凛音がどうしても親父に認めてほしいと懇願したため、二人で親父に会いに行き許しをもらった。

さすがの親父も凛音の真剣な態度に、心を動かしたようで認めてくれた。



俺達の運命の愛は、少しずつ進んでいる――――






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