本能で恋をする
「おはようございます。海斗様。」
「あぁ、昨日はありがとな。
お陰で助かった!」
「いえ、仕事ですから。
凛音さん、大丈夫でしたか?」

「あぁ、大丈夫だよ。
今日中には終わらせて帰りたいから。よろしく!」
「承知しました」

さて、凛音の為にもまた頑張るか!






ホテルに着くと、川枝がロビーで待っていた。
「海斗様、おはようございます。
一度家に帰られたって!どうゆうことですか?
婚約者の方がワガママ言ったらしいって!

最低ですね……
海斗様は今、大切なときなのに。ちゃんと寝れましたか?体調は――――」

ダンッ―――
壁を殴る音が響いた。
「撤回しろ………」
「え…」


「今の言葉、撤回しろ!!!

お前に何がわかる?俺がどれ程凛音を愛して止まないか。
それに、お前に関係ない!!

もう二度と仕事以外で俺に、話しかけるな!」
そう言い捨てて、その場を後にした。
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