ヤンキーとお姫様
姫香はたまに
オレの部屋に来て勉強するようになった
狭いテーブルの上
オレの参考書と姫香の問題集でいっぱいになる
姫香と向かい合った
オレと姫香の間には
このテーブルしかない
手が握れるくらい近い
姫香が髪を触ると
シャンプーの匂いがするくらい近い
ドキドキ…
ドキドキ…
「最近、一輝勉強してるね」
「まぁね…受験生だから…」
推薦断わらなければ
こんな必死にならなくてもよかった
姫香はオレが椎那殴ったことも
推薦すすめられてたことも
それを断わったことも
何も知らない