#OVER TIME




「いや、そもそも来てくれなくても良かったんだけど…」←本気の真顔

「おいこら!!!いつまでたっても進展のないお前らを心配して一肌脱いでやったんじゃないか!!もたもたしてるとまた星河さんにちょっかいだされるぞ。桐生とかよ!!!」

「そうだけど、その前に」
「その前に?」
なんとなく言いかけた言葉に気に留めた三上だったが…


ピンポーン…

その時部屋に鳴り響くインターフォンに翔真は立ち上がった。
「誰だろ。宅配便かな。」
「母ちゃん帰ってきたとか?」
「いや旅行だからそれはない。しかも鍵持ってるし。」

部屋を出て行った翔真を三上は嫌な予感を口にした。

「まさか翔真の父だったりしないよね…。」
「親父ってあのかよ!?だったらとんでもねぇぜ…白石シャワー浴びてんだろ・・・」

「翔真、親父さんに白石と付き合うこといったのかな。」
「あの親父の許可なんて取ってたら誰とも付き合えねえだろ。」

「でも紹介したかったんじゃないかな…。この前、俺試合の時栗原さんに聞かれたんだ。」

「あ?」
「翔真はちゃんと親父にバスケやってること言ってるのかって。」
「は?こんなに活躍しててまだ反対してるのかよあの親父・・」





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