1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ
急接近


次の日、明日香の方が先に校門にいた

「俺、これからクラスの打ち上げだから…じゃあな」

亮太が集団から離れて明日香と歩いていく



亮太…中川と

「あっ、俺も彼女迎えに行くから、じゃあな」

海斗も抜けていった

「1組は打ち上げかー」

「あいつらはクラスマッチと学祭の後に打ち上げやるらしいぞ」

「海斗はわかるけど亮太は彼女かな?」

「バレー部の子だよな」

「1組は仲良いよな、海斗が仕切ってるんだろ?」

「海斗がキャプテンかなあ、あと2週間で先輩は引退だぜ」





菜々美の家では海斗と健くんがボールを蹴っていた

「えっ、明日香と崎山くんが?」

「うん、一緒に歩いていった」

「いつの間にそんなに仲良く……?」

「何か修学旅行くらいから結構話してね?」



「あー、まあ、予定合わせてくれたり、競走もしてたよね
あっ、そろそろシャワーしたら?」

「あー、わかった、健、2時間くらい留守番頼むな
鍵は絶対開けるなよ」

「うん、わかった」

「琴ちゃんも、健くんの言うこと聞いてね」

「はーい」


菜々美は海斗がシャワーをしている間に2人にご飯を食べさせた

今日はお父さんは仕事だったけど健くんが留守番できるよと言ってくれて1次会だけ参加することにした


会場に2人がついてからすぐ亮太達がやってきた

「早かったかな(笑)」

「俺も今きたとこ」

「ゲーセンで時間潰してたら金無くなって切り上げてきた(笑)」

「ムキになってクレーンゲームするからよ」

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