私の好きな彼は私の親友が好きで
気が付いたら、ベッドに横たわっていた・・・
「ゴメン。無理させちゃった・・美月のウェディングドレスの
残像が頭に残っていて・・本当はあの、ドレスを脱がせたかったんだよね。
お詫びにお風呂入れてあげるから・・」
そう言って抱っこされて、海が見える浴室に沈められた・・
「これって、お詫びって言うより薫さんの良い様に運ばれている気がします。」
「近頃、俺のウサギちゃんは賢くなって残念。」
その日は、お風呂場で、外のジャグジーで、ベッドで、時間の許す限り、
繋がった。
身体には吃驚するくらいの独占欲の痕が残された・・
「桜の花びらが舞っているみたいだ・・」その痕をみながら
薫さんはペロっと舌を舐めながら呟く、その顔は妖艶で、
ゾクっとした。

こんなに幸せで良いのだろうか?
こんなに大事にされて、甘やかされ、それが当たり前になっている
事が少し怖かったけれど、
この人は大丈夫って・・なんの根拠もなかったのに・・そう思った。
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