Beautiful sky love~空の上で誓う愛~
flight 2.

楽しいフライト

翌日

午後11時発のロス便に備えて、午後7時には空港についていた。

先に来ていたサラが話しかけてきた。

「お疲れ。美空、あんたってほんっとにパンツが似合うわね。女の私でも惚れるわ」

「そんな~、サラこそ似合ってるよ~。」


そんな話をしながらブリーフィングに行く。そして部屋に入っていくと

『キャー!』

と後輩たちの歓声に包まれた。なんだなんだとサラと二人で顔を見合わせていると、あちこちから

『天野先輩とソン先輩よ!パンツの制服めっちゃ似合う~!』

『かっこいい~!』

『一緒に飛べるだなんて夢みたい』

こんな声が聞こえてくる。

「ねえサラ、私達ってそんなに有名なの?」

聞きながら横を見てみると、何が起こっても顔色一つ変えないサラがドン引きしている。私ももちろんドン引き。


「う..うん。そう..み..たいね。私たち会社でもダントツ背がデカいから目立ってるのかも。特に美空、あんたよ。」


「はぁ?何で私なわけ?サラのほうがきれいだし目立ってるんじゃない?」


「いやいやいや。美空、あんた気付いてないだけで相当きれいだから。」


「冗談は休み休み言ってよ。」
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