トンネルの向こう側
「ふ〜!
さっきは、みんなの前でノリで言ったように感じたかもしれないけど、俺は真剣に考えてる。

さやか、オレはお前の事が大好きなんだ。
忘れようとしても、ダメだった…

正直、さやかに彼氏がいる。親父が亡くなる。
オレには結構しんどかったし、辛かった。

オレが、一生さやかを守るし、
さやかと家族になりたいんだ!

江口 さやかさん。オレの横で一生笑顔でいて!
ずっと、大切にするからオレについて来て欲しい。」

さやかは、胸が熱くなった。
好きで好きで仕方なかった将大からの告白…

ぽろぽろ涙を流しながら、
「…ゔ… はい! …ずっ…といっ…しょに…
大好き…ま…さひ…ろ…」

将大がさやかをぎゅーと抱きしめてから
さやかの顔を両手で包み込んでキスをした。

「オレも大好きだからな!じゃあ出発!」
と、照れてた様子の将大だった。

将大の車は地下駐車場を発進した。

< 107 / 257 >

この作品をシェア

pagetop