トンネルの向こう側
「改めて、友貴!久しぶり。
誕生日の日はゴメンね〜!
それに先輩が家庭の事情で辞めたから、新人なのに誰にも聞けないし、平日は残業ばっかりなんだ」

「イヤ、俺も約束もいてないのに悪かったな」

「本当にすみません。あの日は私たちでお祝いして、ウチに泊まったし〜」

「あの〜トモキさんは爽やかイケメンだから、やっぱり彼女いるんですか?」

「今は、いません…」

「トモキさんって、どこの会社なんですか?
さやかに聞いても、個人情報とか言って教えてくれないんですぅ〜」

「え?オレ? △△食品(株)で営業してます。」

「え〜スゴイ!一流企業にお勤めなんですね!」

「彼女といつ、別れたんですか?」

「2ヶ月半くらい前かなぁ〜」

「え、お盆頃? 何かあったんですか?」

「もう、遊ぶのは辞めたんです。
俺も将来の事とか真剣に考えようかなあと思って…」

「え〜!友貴が将来を真剣に〜?
信じられない〜! ハハハ! 頑張れ友貴!
私も応援するからね〜!」

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