トンネルの向こう側
急いでパジャマをきてからベッドにいる将大のところへ。

「ありがとう、将大。
はい。これはわたしからのプレゼントだよ!」

将大へプレゼントしたのは 羽根の形をした男性用のネックレスだ。ちょっとゴツいが、将大に似合うと思って買った。

「将大も後ろ向いて、私がつけてあげるね。」

さやかが留金をとめて、将大の首元を覗き込む。

「良かった〜。すごく将大に似合ってるよ!」

2人は部屋にある鏡で並んで自分の首元のネックレスを見た。
2人はニコニコ。 顔を見合わせて微笑む。

さやかは、将大に抱きついて
「将大。私とずっと一緒にいてね。
それから… 友貴の事も許してあげて欲しいな。」

「俺はまだ許せない!」

「私ね〜友貴を憎んだままの将大じゃあイヤなの!
だって! 私を刺したあの時の友貴は…
刺した時には悔いていた事を将大もわかってるんでしょう? ね!」

「それでも、まだ無理だ! ゴメン。」

「うん。そうかぁ。私もゴメンね。」

ぎゅーと将大を抱きしめたさやか。
そして、2人はベッドで寝ることにした。

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