トンネルの向こう側
楽しい女子会
そうは言っても、時間は流れてゆく…

さやかもほとんど体力的にもとに戻って元気にやっている。 

体重は事件前より5kg少ないが、病院の定期検査でも問題ないと担当医から言われているので将大も安心している。

クリスマスは将大の家で女子だけのパーティーを行う。
なぜかさやかの母、好子も参加する。

恵お母さんの話によると、私が入院してた時に尚美や有紗とも仲良くなったらしく、今回も恵お母さんが呼んだらしい。

「ウチのお母さんまで、ありがとうございます」

「ふふふ。私も地元の話もできるし、好子さんと仲良くさせてもらって有難いわ〜」

「さやかの嫁ぎ先のお母さんが、恵さんで本当に良かった〜。 
今度から2人で旅行したりするんだ〜」

「え! お父さんとお兄ちゃんは大丈夫なの?」

「お父さんには、私が先に死んだ時の練習だと思って、家事を教えてるよ。
正和は、転勤して独身寮に入ったし〜ハハハ」

「何か、さやかちゃんのお父さんには悪いんだけど…
仲良く旅行に行きたいのよね」

「私も友達はみんな 孫の面倒みてるから忙しいのよね〜
あ、さやかも孫ができたら恵さんと私で面倒みるわよ?」

「はぁ。 お父さんさんと熟年離婚しない程度に、やってよね〜」

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