トンネルの向こう側
12月に入り、ミーティングで恭弥さんから
12月28日に、オレと恭弥さんの引退セレモニーをすると伝えられ、
恭弥さんもオレも、水商売から足を洗う事も伝えられた。

そして、1月1日から、翔さんがオーナーになる事も…
動揺するキャストもいた。

「俺とヒロが辞めても、皆んなで翔を盛り立てていって欲しい。頼むな!
じゃあ、翔! 一言頼む。」

「1月1日から、スターダストは恭弥さんの店から俺の店になります。 
今いるキャストは、給料面は変えません。
お正月休みの間に内装も工事をします。

店名は、『ディープ シー』に改名しますので宜しくお願いします。」

「翔! 頑張れ! では、今日も頑張ろう!解散。」
後輩がオレに近づいてきて、

「ヒロさん、本当に辞めるんですか?」

「うん。悪いな、オレさ親の借金返済したくてこの世界に入ったんだけど、完済したからさ!」

「そうなんですか〜 」
翔さんを囲んでいるキャストもたくさんいるが、恭弥さんに憧れてるキャストは動揺していた。

< 60 / 257 >

この作品をシェア

pagetop