私を救ってくれたのは
「そっか……」

「僕、遥ちゃんに一目惚れしたんだ……あのさ!僕は、君が好きです!僕と付き合ってください!」

中村くんは、顔を赤くして私を見つめる。

「私も、好き……」

私がそう返すと、彼は私に抱きついた。そして、私にキスを落とした。



付き合い始めて数年。私と中村くんは、高校生になった今でも付き合ってる。

今私は中学校は離れてしまったけど、高校になって一緒になった幼なじみの健一に呼び止められていた。

「お前、中村と付き合ってるんだってな」

「……うん」

「あいつ、遥以外の女の子とも付き合ってるって噂あるけど」

健一の言葉に、私は信じられなかった。健一は、心配そうに私を見る。

「嘘!中村くんが……?信じられない」

「ただの噂だからね。俺も見てないから分からないけど……そうだ。ねぇ、遥……」

健一が何かを言いかけた時、「遥ちゃん!」と私を呼ぶ声がした。中村くんだ。

「健一、また明日!」

健一に手を振って、私は走り出す。中村くんと雑談をしながら通学路を歩いた。

……健一の言っていたことは、本当なんだろうか?健一が嘘をつくとは思わないし……。

そんなことを考えていると、急に中村くんは立ち止まる。

「……遥ちゃん。急なんだけど、僕と別れてほしい」
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