その一瞬を駆け抜けろ!

ーーーーーーー

あまりに感情を表に出してきた薫に
更に愛おしさをもってしまった。

もう止められない・・・

顔も心もぐちゃぐちゃにし、
ぶつかってきた薫が、すごく可愛かった。

俺は、その感情に抗うことなく
薫の頬を両手で包み込むと唇を捕らえ、
キスを落とした。


薫は、突然のことに涙が止まり、唇を離すと

少しずつ頬を赤く染め

「なっ…なっ…なに?えっ?」

と動揺していた。

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