本能で恋をする～again～

｢ンンン……｣
凛音にキスをした。
いつもの息が止まる位のキスを。

｢殺せる訳ないでしょ？まだまだずっと凛音と一緒に、色んなことしたいんだから！｣
｢海斗……｣
｢いつものヤキモチだよ！｣
｢あの会社員の男性……｣
｢もういいよ…凛音｣
｢海斗に見えたの……｣
｢え？｣
｢自分でもびっくりだった！海斗にしか見えなくて、だから服握っちゃったの。ごめんね…海斗｣
｢え？｣
｢え？って？｣
｢キスは？｣
｢は？キス？キスって何？｣
｢してたじゃん！キス…｣

｢はぁぁ？｣
｢痛ぇ…｣
凛音がびっくりし、急に起き上がったので凛音の額と俺の額がぶつかった。
｢痛い…どうゆうこと！海斗！キスなんてする訳ないでしょ？いくら海斗に見えたからって！｣
｢え？でも顔が重なって…｣
｢確かに怖かったから、海斗に見えたその男性の服握っちゃったよ！でもキスなんてする訳ないじゃん？
キスは海斗とじゃなきゃ絶対あり得ないよ！｣