俺のことずっと好きでいろよ


「みのり。」

「琉希くん。おめでとう。」

わたしの家の近くの公園。

最近じゃ人の少ない夜にここで会うことが多くなった。

「甲子園決まっちゃった。」

「うん。ほんとにすごいことだよ。」

「へへ。」

嬉しそうに鼻をかく。

「俺、やばいな。」

「え?何が?」

「今以上にモテちまうぞ。女が群がって離してくれねーかも。」

「そうだね。」

「いいの?」

「いいよ。別に。」

ツンって横を向くわたし。

「なんだよそれ。妬けよ。もっと。」

琉希くんはプッとほほを膨らませて、わたしと反対側の横を向いた。

「妬かないもん。だって琉希くんもわたしのこと好きだって言ってくれたし。」

わたしは琉希くんのほうに向き直る。

「それ、もう大分前だろ?」

琉希くんもこっちに向き直った。
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