あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
ただ1人を想うだけ~果穂side~
「果穂!」


私は、授業が終わって帰ろうとしてた。


「お疲れ~今日はバイト?」


「ううん。今日は行かない」


「だったらカフェ行こ」


「そうだね~行こっか」


友達はたくさんいる。


めんどくさいくらい絡んでくる。


カフェか…


行きたいような行きたくないような。


だって…


私が行きたいのは友達じゃないんだもん。


一緒に行きたいのは、慧さん。


東堂 慧さん。


2人でお茶して、いっぱい話せたら、どんなに楽しいだろう。


「そういえば~立花がさ、果穂にデート申し込みたいんだって。健太が言ってた。すごいじゃん、立花イケメンだし」


「そっかな~? 立花って雰囲気イケメンだし」


慧さんを超えるイケメンなんて、この世にはいない。


普段はちょっとクール。


でも…たまに笑う顔がすっごい可愛い。
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