あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
正孝は『おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に寝る!』なんて言って、隣の部屋に行ってしまった。


当然、大喜びの両親。


私達は2人に正孝をお願いして、久しぶりの夫婦だけの時間を過ごした。


思わず私は、祐誠さんと恋人同士だった頃のことを思い出した。


プロポーズされたあの日…


私は、本当にこの人の奥さんとしてちゃんとやっていけるのかって、不安もあった。


だけど今は、祐誠さんに守られて、何とか頑張れてる。


もちろん、正孝や両親、そして、あんこさんやみんなにもすごく助けられてるし。


だから、あの時の自分に言ってあげたいんだ。


『心配しなくていいよ。あなたは、みんなに支えられて必ず幸せになれるから。素直に祐誠さんの胸に飛び込んでも大丈夫だよ』


って。


今は、あの時感じた不安はない。


そして、もちろん…後悔なんて一切なかった。
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