堕天使、恋に落ちる
*****命 side*****
“春日 一徹”を怒らせてはいけない。
それは俺達の世界の絶対的なルール。

一徹はある意味、人間にはない恐ろしさがある。
人間には、感情がある。
だからキレるようなことがあっても、理性で抑え込むことが出来る。
でも一徹は精神的な病気などではなく、キレるとおそらく理性も崩壊するのではないかと思う。
理性を失うではなく、崩壊するのだ。

だから、キレた一徹を俺達は“魔王”と呼んでいる。

一徹はキレると、人間ではなくなり野獣のようになる。ただ目の前の獲物を、本能のままに殺すのだ。
そこに、仲間とか女とか、子どもとかは関係ない……

「ねぇ、早く家に帰して?お願い……」
「んー。無理!俺はまだ一徹に嫌われたくないから。それに君みたいな女、嫌い!」
天使ちゃんだったら、一徹と戦ってもいいけど…?

「私、殺されるの…?」
「あー、それはないよ」
「え?」
「そんな優しいことする訳ないじゃん?あの一徹が!」
「は?」
「楽になんてする訳ないじゃん?」
「え…それってどうゆう………」

ガン―――!
「あ、来たね!お待ちかねの一徹が………」
< 72 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop