好き。恋ゴコロ
「ガラガラっ「カナ、アユミおはよう~」


教室に入ったらウチとカナの親友マオ。小日向麻央が出迎えてくれた。


周りは男子がおっかけっこしてたりしてうるさいのに、マオの小さめの声がすっと耳に入ってくる。



マオはキレイで、頭よくて、大人っぽくて、クールで、肌めっちゃ白くって、男子が苦手。ウチが憧れてる親友。



「マオ~おはよ~今日は何読んでんの?」



「ん?[知られざる空想 笑えるエピソード]って本今までのと違って笑えるっ」



「空想って・・・。たとえばどんなの?」


「ん~例えば、戦争で、敵が困っているのを助けたのとか、人魚の正体は○○とか~」



「えっ?!人魚って○○なのっ?!マジ以外・・・」


「2人頭いいからってカナをおいてかないでぇ・・・」



「アハハっめんごカナっ」

「てか!お願いなんだけどっ!この前のテスト学年全体で1位だったマオ様!!13位だったアユミ様!!勉強教えてくださいませっ!マジやばいし・・・来年そうとう頑張んなきゃどこも行けないって言われた・・・。ほんと、たすけてぇーっ!」


「何位だったの?」


「137位・・・」


「うそっ?!学年で150人なのにっ?!アユミ、一緒にカナの頭変えてあげよう・・・」


「う、うん・・・でもウチ教えるの苦手・・・。」




「からからからから・・・「ざっ、がたっ「シーン」




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