青い星を君に捧げる【壱】
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あれから沢山騒いで帰ってきたのは日付が変わる1時間前。

匡から手渡された佑真からの最後の贈り物。開けてみると、さらに小さな箱と手紙が。



18歳の誕生日おめでとう

贈り物を渡すかどうかの判断は匡に委ねているので無事開けてくれて安心したよ


今日で俺と同じ18になるわけだけど、きっと素敵な女性になってるんだろうな


そりゃ俺と出会って、過ごしている時だって綺麗で可愛かったけど。


俺に恋を教えてくれてありがとう


愛してくれてありがとう


本当にこれが俺からの最後のメッセージです



今も昔もこんなに人を愛したのは波瑠だけで、幸せになって欲しいって本気で思ったのも波瑠だけだ。


愛してる、心の底から。


今生きてる世界を楽しめよ!


藤野佑真



小さな箱を開けるとそこには指輪が入っていた。


「これって……」


最期に佑真が左手の薬指に付けてた物と同じ……。


「……ウッ………ばか……」


止めどなく涙は溢れ、落ちてゆく。


「……グスッ私だってまだ大好きだよ、佑真」


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