悪役令嬢リーゼロッテ・ベルヘウムは死亡しました
きつね色のパイ生地に真っ白なクリーム。それから赤く色づいたイチゴのコントラストが美しい。クリームと苺をパイで挟んだお菓子に双子が歓声を上げた。
「相変わらずリジーの作るお菓子はうまそうだな」
「今日のは自信作なの。結構頑張って試行錯誤を重ねたんだから」
「それは楽しみだな。それよりリジー、王宮女官の登用試験受けたいとか言ったんだって? 駄目だろう。お妃は女官試験は受けられないぞ」
ちっ。もうレイルに話が回ったか。
話を聞きに行った女官長、あきらかに目が泳いでたし。
「わたしは、お妃になんてならないわよ。地に足のついた生活を送ることが当面の目標なんだから」
「俺の嫁は地に足付きまくっているから!」
「あーもう。うるさい。ミルフィーユあげないわよ」
わたしは奥の手を繰り出した。
「あー、リジーとレイル痴話げんかしてる~」
「相変わらず仲いいね!」
「ちょっ、二人とも! どこでそういう言葉を覚えてくるのよ!」
「えええ~、お母様が教えてくれたよ。ねーフェイル」
「ねー、ファーナ」
「もうっ! みんなしてぇぇぇ!」
今日も、わたしの周りはにぎやかで平和。
まあ、これはこれで悪くはない結末なのかな。
「相変わらずリジーの作るお菓子はうまそうだな」
「今日のは自信作なの。結構頑張って試行錯誤を重ねたんだから」
「それは楽しみだな。それよりリジー、王宮女官の登用試験受けたいとか言ったんだって? 駄目だろう。お妃は女官試験は受けられないぞ」
ちっ。もうレイルに話が回ったか。
話を聞きに行った女官長、あきらかに目が泳いでたし。
「わたしは、お妃になんてならないわよ。地に足のついた生活を送ることが当面の目標なんだから」
「俺の嫁は地に足付きまくっているから!」
「あーもう。うるさい。ミルフィーユあげないわよ」
わたしは奥の手を繰り出した。
「あー、リジーとレイル痴話げんかしてる~」
「相変わらず仲いいね!」
「ちょっ、二人とも! どこでそういう言葉を覚えてくるのよ!」
「えええ~、お母様が教えてくれたよ。ねーフェイル」
「ねー、ファーナ」
「もうっ! みんなしてぇぇぇ!」
今日も、わたしの周りはにぎやかで平和。
まあ、これはこれで悪くはない結末なのかな。


