君と私で、恋になるまで





episode05.

「ちっぽけな本音」



fin.



毎回、居酒屋ばかりなのは良くないかも。

今更過ぎるそんな考えから、
全然自分らしくない場所を枡川に提案した。


"瀬尾、ビアガーデンまた付き合ってくれる?"

なんて珍しくメッセージまで来て、
どんだけ行きたかったんだよって
突っ込みながらも頬は簡単に緩む。


なのに結局、真っ赤な顔して
いつもの定番メニューと俺が居れば良いとか
突然言ってくるこいつは、ほんとに何なの?




「あ、そういえば古淵に差し入れは?」

「今日は遠慮しとく。」

「え、どういうこと?」


"差し入れ"なんてタテマエに決まってる。

男(アホ古淵)と2人で仕事してるのが
気になったから 

そんな格好悪い本音、簡単に言えるかよ。







< 106 / 314 >

この作品をシェア

pagetop