君と私で、恋になるまで

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あれから、1週間が簡単に過ぎようとしている。


香月さんの会社の方のプロジェクトは、もうそろそろオフィスのリニューアルの着工が始まる。
現場が動き出せば、きっと終わるのなんてあっという間だ。

当然プロジェクトチームも自ずと解散するし、もっとあの男とは、接点が薄くなるんだと思う。



「あーーーやっと金曜日だーーー」

「古淵、さっきからそれしか言ってないね。」

「だってさあ、今週なんかすごい長かったんだもん。瀬尾も火曜から出張で居ないし、つまんない。」



私の隣の席の先輩が会議中なのを良いことに、キャスターのついた椅子に座ってクルクル回りながらそんな風に不満げに告げてきた。暇なのだろうか。



まだまだ、あの男の名前にチクリ痛む胸が治るには時間がかかる気がする。



あの同期会の日から、瀬尾とは1度も顔を合わせていない。

家に帰って散々泣いて酷い顔になって、それでも当たり前のように次の日はやって来て。

体に鞭を打って出社したけど、そこに男の姿は無かった。


「瀬尾、今日から金曜まで出張なんだってーー」と嘆く古淵に、私は内心ホッとした。
自社で作っているオフィス家具の工場がある地方への出張らしい。


今週は、顔を合わせなくて済んだ。


そんな風に思う自分がまた悲しくなって、涙は簡単に湧いて。


私はこの持て余し過ぎた気持ちを、どうやって消化していくんだろう。


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