転生したので壁になって推しカプを見守ろうと思ったのに、迫られているのはなんでですか?【プロット】
キャラ設定
鶴見(つるみ)千帆里(ちほり)(プリエラ・アスマン)

現世では25歳の、中規模病院に勤める看護師。
趣味はBLと、コスプレ。
衣装は自作で、イベントには定期的に出ている。
仕事は趣味につぎ込むお金を得るためと割り切っている。
転生先では20歳の、貧乏貴族の末っ子。
くせっ毛の茶髪、エメラルドの瞳、そばかすと美人ではないが、見る人間がみればチャーミングな顔立ち。
顔は盛ればどうとでもなることを知っているので、全く気にしていない。
現世でのコスプレ衣装作りの技術を生かし、王宮仕えのお針子となる。
ふとしたことでラーデリヒから医療の心得があることを知られ、いろいろ相談されるようになる。
なにかと身体を動かすことが好きで、女だてらに剣を習ってみたいなどと言ったのをオスヴァンに面白がられ、稽古をつけてもらうことに。
推しカップルを壁となって見守るのが至上の喜びで、自分の恋はしなくていい。
性格はサバサバしており、つい思ったことが口に出る。
そのせいで現世では礼儀知らずな患者と揉めることも。
そのたびに上司から注意され、理不尽に思っていた。
転生後はそういう自分を抑えようとしたが、それでもつい口が出る。
けれどそれを上司のように咎めない、ラーデリヒとオスヴァンに好感を持っている。
転生生活の中で過去の自分を見つめ直し、上司への不満もあれは自分も悪かったのだと気づく。
即物的に自分だけが楽しむのではなく、周りの人も幸せにしたいと考えるようになる。


ラーデリヒ・トゥルンヴァルト

トゥルンヴァルト国第一王子で、次期国王。
25歳。
背が高く、王族の特徴である銀の髪にアイスブルーの瞳。
髪は長く、ひとつに束ねて片側に垂らしている。
銀縁の丸眼鏡。
一人称は私で、年下や子供にも敬語で話す。
いつも穏やかに笑っており、王になるには優しすぎると評されている。
薬学や医学の研究をしており、貧しい人たちがタダでかかれる病院を経営している。
小さい頃は泣き虫で、剣を振るえば尻餅をつき、いまでも陰で軟弱王子などと揶揄されているが、芯は強く一度決めたことは絶対に曲げない、頑固な一面もある。
知識探求が旺盛で、人を質問攻めにしてよく引かれる。
自分の知らない知識を持っている千帆里を単純に尊敬している。
自分がいくら質問しても、苦笑いするくらいであきれたり怒ることなく答えてくれる千帆里に好意を抱いている。
弟である第二王子から王座を狙われているが、弟に譲って自分は医療に専念してもいいと思っているが、それがさらに弟の反感を買っている。
いくらオスヴァンから大丈夫だと言われても、自分の王としての資質に自信がない。
民のことをよく見ており、慕われている。
オスヴァンとは幼なじみ。
彼を信頼しており、荒事はすべて任せている。
千帆里を絶対に、オスヴァンには渡したくないと思いつつ、その友情の狭間で揺れている。


オスヴァン・デューラー

トゥルンヴァルト国、近衛騎士団長。
25歳。
引き締まった肉体で浅黒く、黒目、黒の短髪。
一人称は俺。
国、どころか近隣諸国にも響くほどの剣の達人。
彼が笑うだけでその場にいる女性が全員、失神するとかいう噂。
彼の公開模擬戦のチケットはプラチナで、城下どころか国中の乙女の争奪戦になる。
豪快な性格で若干、デリカシーがなく、女性の前でも平気で着替える。
いわゆる、脳筋。
裏表なく、さっぱりとした性格。
子供や下々の者にも気さくな一方で、大事なものに害を及ぼす人間に迷いなく刃を向けられる、冷酷な一面も持つ。
大酒飲みでいくら飲んでも酔わない。
貴族の女といえばナイフフォークより重いものを持たないのが普通なのに、剣を習ってみたいとか言う千帆里に興味津々。
ラーデリヒとは幼なじみで、自分は政治など難しいことわからないのでそれはラーデリヒに任せ、国を、ラーデリヒを敵からは絶対に守ると誓っている。
その反面、第二王子の謀略には気づいており、ラーデリヒを心配させないように、こっそり寝ずの番をして秘密裏に暗殺者を始末している。
千帆里の気持ち次第ではラーデリヒに彼女を譲っていいと思っているが、それだとラーデリヒが納得しなだろうから悩んでいる。


ユーリーナ・トゥルンヴァルト

トゥルンヴァルト国の姫で末っ子。
16歳。
父親と第二王子である兄から甘やかされて育ったわがまま姫で、周りの人間はほとほと手を焼いている。
専属のお針子になった千帆里にも無理難題をふっかけるが、千帆里はそれをこなしてしまううえに、涼しい顔をしているので気に食わない。
オスヴァンが好き。


ルブレオ・トゥルンヴァルト

トゥルンヴァルト国、第二王子。
22歳。
卑屈で、自分にないものばかりを探してそれを持つものを羨み、激しく妬んでいる。
自分で努力してないものを得ようとは考えない人間。
王座は自分のもだと信じてやまず、さらに譲るという兄は自分を馬鹿にしているのだと激しく恨んでいる。
兄を殺して王座を簒奪することをもくろんでいる。
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