結ばれる運命!?
あの、自称神様が言った通りだ!



「…?あの、どちらに所属の方ですか?」



「あっ!な、なんでもないんです、やっぱり大丈夫です!」



今ここに呼ばれるなんてとんでもない…!

私と愛子ちゃんは頭を深々と下げ、人事部から離れた。



「あの人、清水さんって言うらしいね!結衣にゃんも覚えておいてね!」



「まったく、ヒヤヒヤしっぱなしだったよ…あんなに率直に名前訪ねるなんて!」



…まぁ愛子ちゃんのおかげで名前知ることができて良かったんだけど。

私一人だったら、あんな率直に名前を聞くなんてできないだろうから。



「えへへ、清水恭介さんかぁ…どうやってお近付きになろうかなぁ」



そう言ってニヤける愛子ちゃんは、恋する女の子そのもの。

< 24 / 34 >

この作品をシェア

pagetop