縁は異なもの味なもの
社長が運転手さんに連絡すると、まだ手術中だとの事だった。
運転手さんから人事部長へ連絡し、
中川くんのご両親も病院に向かっているとの事だった。

私たちが駆けつけると、中川くんのご両親に謝っている大輔さんがいた。

「中川くんは、私を庇って刺されたんです。
本当に申し訳ございません!」

中川父
「そうでしたか。悠真は貴方を守ったんですね」
中川母
「貴方は、悠真の教育係の井上主任さんですか?
いつも、悠真からお話を聞いております。
憧れの井上主任を守ったんだから、悠真にとっては名誉の負傷ですね!ハハハ」

「え? あの…」

「中川くんの親御さんですね。
私、佐藤建築工業 社長の佐藤 健太郎で、
こちらは、息子の専務です。

この度は、中川くんに怪我をさせてしまい、大変申し訳ございません!」
樹
「本当に、申し訳ございませんでした!」

中川父
「社長さん? え?」

「ちょうど、私たちと一緒に会社の玄関を出たところで、事件がおきまして…
誠に申し訳ございませんでした。」

中川父
「いいえ、私たち夫婦は、悠真が小さな頃から大切な人を自分で守れるような人になれ!
と育ててきたしたので息子の怪我はなんとも思っておりません。
井上主任をスゴく尊敬していました。
だから、今回の件は悠真を褒めてあげたいです」

「手術が終わるまで、一緒にいてもよろしいでしょうか?」

中川父
「はい佐藤社長。ありがとうございます。」
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