縁は異なもの味なもの
2年後

*********
「オギャー! オギャー!!」

「ユウちゃんは、お腹が空いたのかな?オムツかな?」

「ユウ!パパが抱っこしてあげるな〜
うん? 臭いぞ! 真央!オムツ〜」

香代子が
「あら、ユウちゃん! ウンチしたの?」

「あ! 背中の方まで漏れてるぞ!」

バタバタ バタバタ!

そう。私たちは結婚し、ハネムーンベイビーの雄大《ゆうだい》が産まれて、半年が過ぎた。

現在の井上家は、雄大に振り回されている生活だ。

私は赤ちゃんの世話で、クタクタになっていて夜泣きしている雄大に気がつかない時、大輔さんがミルクやオムツを取り替えてくれたりしている。

大輔さんのお仕事に差し障りが出ると思い部屋を別にしようとする私に

「真央〜、オレも雄大が可愛くて仕方ないんだ!
夜泣きなんか一時の事なんだし、
オレにも子育てを手伝わせてよ! な!」

「ありがとう。大輔さん!」


立川の両親は、月に一度は泊まりがけで井上家に遊びに来ては、孫を可愛がり両家のジジ、ババちゃん達は、雄大にたくさんオモチャやぬいぐるみを買ってくれている。

もちろん毎日お義母さんには、家事や子育てを手伝ってもらっている。感謝!!

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