縁は異なもの味なもの
翌朝、朝食を作りながら、弁当を作る。

私は、バレないようにおにぎりを作る。

「アレ?真央の弁当は?」

「私は、おにぎりにしてうどんを社食で食べます。杏奈にバレそうだから…」

「そうかぁ。 悪いな。」

「明日は、持って行くようにします。
火事の事も総務に言わなきゃだし…」

「真央、総務に言うと小林さんが心配するから、引っ越ししてからにしたら?」

「あ、そうですね! 」


お昼の社員食堂で、私は知らなかったが、井上主任が手作り弁当を食べているというウワサが、社内を駆け巡っていた。

午後から、大輔は樹専務の友人の一軒家の打ち合わせで、樹専務と外出した。

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