縁は異なもの味なもの

その日の社員食堂で立川と小林が座っている背中側の席に座って大輔は食べていた。

「真央、アパートは5月いっぱいに出なきゃダメなんでしょう？」

「うん。でもさ直樹と一緒に住む時に、引っ越しとかでお金使ったから、結構厳しいんだ〜。
今月は同じ部署の香織ちゃんが結婚式があるし〜。」

「あぁ、前田さん？　」

「うん…」

「ねぇ、直樹君のSNSに何て呟いてるか見ていい？　
え！　ちょっと〜真央！　信じられない！」

「え？　何？」

「これ見てよ！　結婚します！だって！
何がスペインで勉強するよ！　クズ！」

「あ、この人… 直樹の元カノだ… ハハ」

「こんな浮気ヤローは、早く忘れよう！
真央には素敵な男性と結ばれるんだよ！きっと！」

大輔は、真央の相手の行動に感謝した。
こんなゲスヤローとヨリを戻す事は絶対に無いからだ！　　ハハハ！

ちょっと、待てよ〜　じゃあオレはどうやってアプローチすれば良いんだよ〜