泣き顔フライデーナイト
「こんばんはー」
聞き覚えのある声が耳に届いたのはその時だった。
バッと、声のした方を向く。
「女の子襲っちゃダメじゃん。さすがにお巡りさん呼んだからね」
そう言いながら私から男を引き剥がした。
「か、かつらぎ、」
震えながら名前を呼ぶ私に、バカだなぁ、と笑う。
「お前、だれ?邪魔すんなよ」
「ただのコンビニ店員なんで、お気になさらずー」
小馬鹿にしたような言い方に、ハラハラする。
そ、そんな風に言ったら……
「はぁ?舐めてんじゃねぇよ」
ほ、ほらっ。
怒るに決まってるじゃんかぁ!