捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
番外編 二人のその後
「立花、ここに置くぞ」

「ありがとうございます」
大きなリボンのついた箱を置いた大村専務の声に、私はお礼を述べる。
そんな私たちのところに慌てたように、鏡花さんの声が聞こえた。

「紗耶香ちゃん、ごめん。隆人も庭に行っちゃった」
「大丈夫です。庭に祥吾さんも瑠偉もいると思うから」
その言葉に、大村専務が「俺が行ってくるよ」と柔らかな笑みで鏡花さんに声を掛ける。

会社とは別人のような優しい笑みの大村専務に、鏡花さんと視線を交わらせ笑顔を交わす。

結婚式をしてから2年が経ち、借りていいた家から正式に自分たちの家へと引っ越した。
あの頃は借りていた方が気が楽だったが、これからはずっと一緒の私達。

祥吾さんと住みやすいように、色々考えて建てた家はお気に入りだ。
子供が過ごしやすいように、庭には芝生を引き、小さいながらもブランコや滑り台などがある。
瑠偉が元気いっぱいに遊べる環境にしてくれた祥吾さんに感謝だ。
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