HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
過る思い
まさか、私まで黒人さんと同じように入院しちゃうなんて。

私は悪阻と極度の貧血で入院していた。

―――黒人さん不思議に思っているだろうな…


「眞白さん、入りますよ」

軽くノックして、ボンド先生が私の様子を診に来てくれた。
ボンド先生は専門外だと言うのに、黒人さんの代わりとして、妊娠した私を気に掛けてくれた。

「具合は大丈夫ですか?」

「はい…」

私はカラダを起こして、ボンド先生に答えた。


「あ、寝ていた方がいいですよ…」

また、ノックの音。

今度は誰だろうか?


「眞白、俺だ…」

「黒人さん?ボンド先生…黒人さんに話したんですか?」

「いえ…」

黒人さんと一緒に充斗が入って来た。

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