HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
ささやかな反抗
彼のスキンシップは日が経つに連れて蜜になっていく。
私が嫌な顔をしても全く止める気配はナシ。

私だってやられてばかりでは腑に落ちない。
「・・・あの…黒人さん。手洗いとうがいは済ませました?」
「いや、まだだよ…」

彼はカウンターに置いていたサラダボウルのシーザーサラダのトマトを指で摘まんで口に放り込んでいた。

「貴方ね…ばい菌だらけの手で摘まみ食いしないでよ!!」

「眞白は怖いな…もう少し大らかなキモチになれよ…もしかして…そのイラつきは生理か?」

「デリカシーないわね・・・」

私は彼を冷ややかな目で見つめる。

「お前…院内とウチでは全然違うな…外面良すぎるだろ?」

「いいから早く…手洗いうがいして。そうでないと夕食は抜きよ!」

「俺の為に作ってるクセに抜きはないだろ?」

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