寄り添う花のように私はあなたの側にいたい
翌朝、私の隣には、裸のままの保さんが寝ていた。

自分も裸のままって、なんだか照れる。


「ん……」

保さんがこっちを見ると、私は保さんに背中を向けた。

だって、今ものすごく赤い顔をしていると思うんだもの。

「小花。こっち向いて。」

なのに保さんは、私を向かせるように、肩をぐいぐい引く。

「もう。恥ずかしくて、向けません。」

「なんだ。」

保さんは、私を後ろから抱きしめると、頬に口づけをした。

「やっと、この日を迎えられたな。」

「はい。」

保さんと目が合うと、ハッとして顔を隠した。

「もういいじゃないか。」

「いいえ。恥ずかしいです。」

すると保さんは、私の手をどかせて、私の顔を覗いた。

「愛おしいよ、小花。」

そう言うと私の唇に、保さんは口付けをした。
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