旦那様は征服者~帝編~
「し、失礼致しました」
従業員さんが部屋を出ていく。

━━━━━。
「はぁはぁ……」
「フフ…飯、食おうか…」
「うん…」
いつもは人前ではしないのに………
どうしたんだろ?

「……何?」
「え?ううん。あ、美味しそうだね!」
「まだ……したい?キス…」
「へ?」
「それとも、抱かれたい…?」

だから!
その目はやめて━━━!
「ち、違うよ。最近の帝、人前でキスしたりしてくるから、どうしたのかなって…。
前は見せたくないとか言ってたのに…」
「んー。見せびらかすのもいいかなって?紫織が俺のモノってことを、分からせる為に。
もちろん紫織一人では、絶対に自由はさせないよ。それは変わらない…!」
「そうなんだ…でも、恥ずかしい……」
「そこが可愛い……。
この…耳まで真っ赤にした、この表情が…」

帝が私の耳に触れる。
さっきまでキスで翻弄されていた為、それだけで感じてしまう。
「んん……」
「困ったな…」
「え…?」
「なかなか飯、食べれないね…?」
「え━━━?
きゃっ!!」
今度は、押し倒され畳の上に組み敷かれた。

「帝!さすがにここでは…!!」
「大丈夫…もう俺が呼ばない限り誰も来ないよ…?ちょっと紫織を、味わうだけ……。
だいたい、紫織が可愛いのが悪い…!」

私のせいなのー?
結局このまま身体中までキス責めにあい、食事の味も分からぬまま店を後にした。
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