丸重城の人々~前編~
大翔夫婦とダイニングに向かう。
既に中也と響子は、席についている。
大翔「おはよー」
中也「おせーよ。兄貴」
柚希「ごめんなさい…」
中也「いや、柚希が謝ることじゃない!どうせ兄貴が駄々こねたんだろ?」
広子「そう、いつものことよ!」
柚希「フフ…バレてる(笑)座ろ!大翔」
大翔「おぅ」
響子「では、いただきましょ!」

「いただきまーす!」

この丸重城、いくつか決まりがある。
朝食だけは四人で揃って食べること。
昼食や夕食は仕事上みんなバラバラなので、朝食位揃って色々話したり、コミュニケーションをとるべきだと思い、決めた。

そしてみんなが朝食中に広子はお風呂掃除をする。

朝食が済むと、響子は寝るためお風呂に入る。
大翔は、仕事へ。
柚希は広子の手伝いをする。
中也は部屋で曲作りかゴロゴロする。

「じゃあ柚、行ってくるね!すぐ帰って来るからね」
と柚希にキスをして出る。
「うん、行ってらっしゃい。大翔」


「じゃあ私、朝食片付けますね」
「よろしくね!」
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