ぽっちゃり令嬢に王子が夢中!

「はい!」


なんだかとても、きれい。
久しぶりに会った元王妃は、6才くらい若返ったような感じで、肌も目の煌めきも見た事もないほど輝いている。


「母上」

「ヨハン。あっちへいってらっしゃい。イーリスとお喋りしたいの」

「……まあ、いいでしょう。またね、イーリス」


ヨハンは私の頬にキスをすると、鼻をつんつんして、それからウィンクして、そして手を振りながら投げキスもして離れていった。


「相変わらず喧しい子ね」
< 97 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop