森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
「可愛いな、エディは」

 わざと耳元で囁けば、エディの奇声と手が止まる。

 顔を覗き込むと、エディは隠すようにロキースの胸に顔を押し付けた。

 ああ、かわいい。
 かわいすぎて、食べてしまいたい。

 今夜はもう、彼女を帰せそうにない。

 帰りたくないと本人が言っているのだし、良いじゃないか。

 果たしてその晩、エディはロキースに何をされたのか。

 幸か不幸か、至って健全な一晩だったようである。
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