森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
(そりゃあ、そうか。だって、こんな人、トルトルニアにはいないもの)
大きな体に、低い声。
蜂蜜に緑をほんのちょっぴり混ぜたような不思議な色をした目なんて、見たことがない。
どこをどう見ても、文句なしの美形である。
そうそうお目にかかれるものではない。
これがエディでなくリディアであったなら、もっとたくさんの語彙で彼を褒め称えていただろう。
(流れ星の軌跡を撚り集めたみたいな銀の髪に、陶磁器みたいに真っ白な肌、だったかな?)
今朝、デートに行くのだと張り切っていたリディアは、ルーシスのことをそんな風に言っていた。
(うーん……やっぱり、僕みたいな子にはもったいない)
大きな体に、低い声。
蜂蜜に緑をほんのちょっぴり混ぜたような不思議な色をした目なんて、見たことがない。
どこをどう見ても、文句なしの美形である。
そうそうお目にかかれるものではない。
これがエディでなくリディアであったなら、もっとたくさんの語彙で彼を褒め称えていただろう。
(流れ星の軌跡を撚り集めたみたいな銀の髪に、陶磁器みたいに真っ白な肌、だったかな?)
今朝、デートに行くのだと張り切っていたリディアは、ルーシスのことをそんな風に言っていた。
(うーん……やっぱり、僕みたいな子にはもったいない)