森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 トルトルニアの人々を守るという使命感に燃えるエディは、たとえ夜勤になろうと文句はない。

 祖母が愛するこの村の人々の安眠を守れるならばと、進んで見張り台に立っていた。

 秋の夜ともなれば、冬ほどではないものの寒い。

 夜の闇に溶け込むような深い紺色の毛布を羽織って、エディはいつものように見張り台に立っていた。

「エディ、お疲れ様。今夜はいつもより寒いでしょう? 温かい紅茶を持ってきたのだけれど、どうかしら?」

 入って来たのは、ブロンドヘアと真っ白で透き通るような肌をした美女だった。

 その手には、ティーセットが乗ったトレーがある。
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