殺戮学園
「今の私たちには小又兄弟の呪いを解く手がかりが何もない。

正直、この学園の中で小又兄弟から逃げること以外の何をしていいのかもわからないよ。

だけど、小又兄弟のメッセージには、私たちが助かる手がかりがあるかもしれない。

怖いけど、小又兄弟と繋がらなくちゃ」


真美は理恵が真剣に話すその言葉を聞いても不安だった。


自分たちがあの殺人鬼たちとラインで繋がる？


そんなこと、本能的に体が拒絶する。


でも、理恵の言うことはきっと正しい。


自分たちはこの呪いを解く手がかりを何も持っていないのだ。


そんな自分たちの運命の結末は簡単に想像できる。


いつか自分たちもこの封鎖された夢野学園で小又兄弟に捕まって、陽子みたいに殺されるのだ。


泣いても叫んでも、命乞いをしても救われない。


そんな地獄を味わうのだ。


「ねぇ、真美。

勇気を出して、小又兄弟と繋がろう。

変化を求めなくちゃ、私たちは生きられない」


理恵の真剣な言葉が真美の胸に深く刺さった。


真美は真剣な顔つきで小さくうなずき、理恵の提案を受け入れた。
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