[続]小さな恋物語
その日の夜。


俺は佑希と話してる夢をみた。


『智流。ごめんね。今のあたしに智流との思い出を忘れてて』


なんで佑希が謝るの? 悪いのは俺だろ?


そう言いたいのに声が出ない。


俺の言葉を無視して佑希は喋り続ける。


『智流は何も悪くない。
あたしはちゃんと智流を覚えてる。
亜依や崇と同じように…』


俺が悪くない? 佑希を追い詰めたのは俺だよ?


『あたしが悪いの。みんなと壁を作ったから。
今のあたしは暗闇にいるから。
この暗闇は智流にしか壊せない。
だから早くあたしを助けて…』



そう言って佑希は泣きそうな顔をした。


俺は慰めようと佑希に近づこうとしたら佑希は消えてしまった。


『佑希? 佑希?
俺はどうしたらいいの?』


佑希がいなくなった場所を見ながらそう呟くしかなかった。




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