天才か、狂人か。 ～変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる～

教頭　杉下先生
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「勘弁してくださいよ教頭～。」


「そこを何とか！
ね？お願いしますよ山田先生～。」


「いやぁ・・・。」


「ほら、山田先生、確かドラゴンズファンでしょ？じゃあ・・。」


「いやさすがに野球部は無理ですって。

だってあんな問題起こして、
世間の目もあるし・・・。」




もう一度両手を合わせて拝んだけど、
山田先生にもフラれてしまった・・。



「・・ﾊｧ・・やっぱりダメか・・。」


思わずため息と独り言が同時に漏れる。


我が学園に勤める教員の中で、今現在、部活の顧問を受け持っていない先生。


リストを作って、順番に打診して・・
見事に全員×印がついていって・・

最後の一人、
山田先生の隣にも“×”を付けた。